なんかおかしい [普通が奇跡]
一か月以上入院したことがないのと
大量の薬、利尿剤、血糖値などの検査に
何度もやってくる看護師さん、医師、
ほぼ一時間ごとのトイレなどで
精神がしだいにおかしくなっていた
と思う。
病室を何度も間違えるなんてことも
初めてだし、
次第に看護師さんのいうことを
効かないどころか平気で逆らうように
なっていた。
病院の食事以外はだめで、
飲み物もミネラルウォーター以外は、
緑茶もだめ、
ということだったが、
入院38日目、5月11日のメモに記した
飲み物は、
平行宇宙に迷い込む [普通が奇跡]
それは、5月1日のことだった。
この日はなんとなく一日中眠たかった。
朝の4時に脚の膝から下がつるような感じで
不快で眠れず、
自分で20分間マッサージをして疲れた。
シャワーも浴びた。
消灯前に自宅に電話をしたが、
その時も眠くて仕方がない。
ところが向かいのベッドの女性が
退院がまじかということもあって、
11時ころまで延々と荷物の整理をしていて
うるさくて眠れない。
12時に起きてトイレに行く。
それから1時に起きて
またトイレに行った。
すぐ手の届くテレビ台の上に目覚まし時計をおいて
暇だから、起きるたびに時間を確認する癖がついている。
尿の量とか、時間ごとの血糖値など
メモするたびに、はかった時間を記入している。
トイレから戻って、
1時間くらいして起きると、
なぜか1時だった。
魚の料理がおいしい [普通が奇跡]
薔薇の季節!
この薔薇は高貴な香りを放っていて、その香しさに頭がくらくらした。
お昼の食事は圧倒的に揚げ物が多かった。
たんぱく尿が出る病気だから
たんぱく質を減らさねばならないが、
大げさに言えば
生命=肉体の維持にたんぱく質は欠かせないから、
少量の肉を油で焼くか、
揚げるということになるのだろう。
果物や大学芋など、
必ず甘いものがついていたのも
エネルギー量、カロリーを増やす工夫だと思う。