メロドラマの定番すれ違い [人生]
すれ違いは、メロドラマの定番で、
ドラマ好きなひとは、すれ違いという言葉に、
ロマンチックな響きを感じるに違ないない。
わたし?
あいにくと、ロマンチストじゃなくて、
韓流ドラマも、かったるくて観たことがない。
でも、最近、メロドラマのヒロインのように、
すれ違いに、人知れず傷ついている。
というわけで、ブログで憂さを晴らそうという気になった。
要するに頑固婆さんのこと。
頑固婆さん、
四捨五入にして百歳の高齢であるからして、
わたしが、最近のブログで、
延々と心配ごとを書いていた心境も、
だんだん、ブログの内容がそればっかりに
なってきていたことも、
納得していただけただろうと思う。
年齢をいわれるのが、なにより嫌い!
というので、
頑固婆さんの目に触れるはずがない、と思いつつ、
いまだに年齢について明言することができないのは、
頑固婆さんの呪縛が強烈な証拠である。
とにかく超高齢の頑固婆さん、
誰もが驚く年齢なのに、実の子どもですら驚くのだが、
お餅なんか、平気でパクパク食べてしまう。
しかし、何はともあれ高齢なんだからと、
同居以来、わたしは相当に氣をつかって、
お肉料理も、消化がいいように、
豚汁にしたり、肉じゃがにしたり、筑前煮にしたり、
といろいろ工夫してやっていたのだが、
そんなある日、
いきなり、頑固婆さんがのたもうた。
「○○子、あんたんちはお肉を食べないの!
一度もお肉がでてこjないじゃないの。
これじゃ、動物タンパク質が足りなくなっちゃうよ!」
なんだってえ、
こんなに工夫して、ビタミンBの豊富な豚肉も、
コラーゲンたっぷりの鶏肉も、
ハンバーグだって、何回か食べさせていたじゃないの。
といっても、相手は高齢ゆえに、記憶力がいまいちである。
耳は遠いし、自分のいいぶんだけいって、
こちらが書いたメモにさらっと目を通して、
「あら、そうなの」
と不満顔のまま。
これだけ、気を使って、
感謝されるどころが、苦情を言われる。
これじゃあ、嫁姑のもめ事がたえないのも、
当然だなあと思うことしきり。
しかたなく、この数年来、
油のとりすぎになって健康によくないと、
わざわざ避けてきた、
とんかつなんかつくった。
つまり、若者向けメニューにしたわけ。
四捨五入して百歳の頑固婆さん、ご満悦である。
わたしのほうが、頑固婆さんの食欲につきあって、
胃腸が疲れてきた。
すれ違い、
熱愛関係にない家庭のなかでこそ、
日常茶飯事に起きていることなのだ。
写真は、花壇ではなく、
空き地や公園の土手などに勝手に咲いているポピー。
と思ったら、ナガミヒナゲシだそうです。
種が風に飛ばされてくるのか、
今年になって、いっぱい咲いている。
なかなかいい雰囲気を持っている。
私の母も、私が肉を食べないので
たまに肉が食べたい、ピザが食べたいと
よく言います。
by ぴーすけ君 (2011-05-11 10:53)
拝読しながら、「ああ・・わかるわかる・・」と思いました。
同性の親とのそういうすれ違いは、確かにあったなあと思い出しました^^
by Sho (2011-05-12 23:14)
緑さん
ありがとうございます。
さすがにお花には詳しいですね。
他に撮影したポピーの花の芯と違うので、
あれ、違うみたいだなあ、と思いつつ、
すぼらな性格のため・・・・・・・。
by スー (2011-05-14 19:28)