SSブログ

まだまだ続いています [地震・災害]

地震当時の事や、母の救出にでかけた詳細を、
ご報告するゆとりがない。


というのも、震災の被害はなかったものの、
二次的な被害で苦しんでいる親戚がいるので、
心が休まらない。


特に、独身のいとこ(男)が仕事をしながら、
ひとりで年老いた両親の面倒をみている家庭が二軒あって、
どちらも、地震から10日以上経っても断水が続いていた。


一軒のいとこの方は、近所に井戸水があり、
そこから水をもらっているので大丈夫という話で、
23日には水道水が出るようになって一安心。


だが、もう一軒のいとこの家はかなり深刻である。
こちらは父親が目が悪くて外出ができないうえに、
母親の認知症が悪化していたのだ。


電話もつながったり、つながらなかったり、不安定である。

いとこが仕事の帰りに買い物に行っても、
何も買えないのではないかと心配でたまらない。


ようやく電話がつながって、
電話に出た叔父さんに尋ねると、
同じ23日に水道が出るようになったが、
油が浮いていて、汚くて飲めないという。


食料品は何とかなり、お米もあるが、
水は友人、知人のつてをたどってわけてもらい、
なんとかしのいでいるらしい。


ガソリンと水で、息子が毎日えらい苦労してます。
と悲痛な声である


インターネットで水を買って送ろうと、
叔父さんたちのいる地方に配達してくれる
サイトを探し回り、ようやく見つけたが、
考えることは皆同じで、水は軒並み売り切れ、
入荷は10日から二週間先というありさま。


値段が高いうえに硬水のために売れ残っていた
フランス製のミネラルウォーターを、
とにかくこれでも水だから役には立つだろうとゲットして、
現地に送る手はずを整えたが、
届くのは4月1日以降ということである。


とりあえず、それを注文してから、
4月1日まで待てないと、水を買いに出かけた。
運よく、1軒のスーパーで、アメリカ性のミネラルウォーター、
1ガロン入りという大物をひとつだけ手に入れた。


もう1軒のスーパーでは、
「水は母子手帳をもった妊婦と
乳幼児のあるひとに、ひとり2本だけ販売しますが、
それ以外の方には売りません」
ということになっていた。


大英断である。
なかなか思い切ったことをすると拍手をしたくなった。


我が家に避難したかなり高齢ぼけのすすんだ母親も、
新聞やテレビのニュースを見て、
赤ちゃんと妊婦さんを守らなければ、日本が滅びる。
と叫ぶような声を出した、
何が何でも赤ちゃんは、みんなで守ってあげなければならない。


しかし、こちらは田舎に送る水がほしい。
それから3軒のお店を回ったが、水はどこにもなかった。


とはいえ、我が家には非常時用に備蓄した水がある。
それは娘一家に渡そうとしまっておいたのだが、
娘に電話して、叔父さんの状態を話すと、
自分の所は名古屋から水を送ってもらうことにしたから、
それを急いで送ってあげてという。


とりあえず、昨日宅急便で、水を送った。

その後、インターネットで頼んだ水も、
今日中に発送できることになりました
とうれしいメールが届いた。


これを書いているたったいま、
その叔父さんから水が届いたという電話が来た。


これでようやくほっと一安心。
しかし、これからなにがあるかわからない。


母親が住んでいた近所のひとたちにも、
水や食料を送ってあげたい。

というので、
いぜんとして非常時態勢なのである。



タグ:地震と水
nice!(14)  コメント(1) 
共通テーマ:日記・雑感

nice! 14

コメント 1

緑

宅配はしてないんでは
茨城ではしてるんですか
いわきはやっと4日前位からセンター止まりでそこまでとりに行くという状態です。ガソリンもやっと手に入るようになったということです。
お忙しいでしょうが是非URLの記事を見て下さい。
いわき市の方にリンクしてますので被災のすごさがわかります。
by (2011-03-26 22:45) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

ご心配おかけしました。春を散歩 ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。