胸がキュンとなった話 [人生]
1月27日撮影。
空がきれいだ。
雲の表情がとっても豊かで。
この雲はおそらく豪雪地帯で雪を降らせてから、
軽くなって太平洋側へと流れてきたに違いない。
年をとるにつれて忙しくなり、
ブログ更新時間も読書時間も減少している。
同じ年代の人のブログを見るとやっぱり忙しいらしい。
つまり、なにをやるにも若い時より時間と手間がかかり、
(探しものがあり、物忘れがあり、うっかりミスがあり、
おまけに手順が悪いという、毎日が悪循環の繰り返し)
何だか、気ぜわしいのだ。
で、それを愉しんでいる自分がいたりして、
これも年の功?
若い時、ひどく年をとった人が働いているのを見て、
ああ、お気の毒に、楽をさせてあげたいなあ、
などと思っていたが、
それがとんだ間違いで、自分のうぬぼれ、
あるいは、自分を高位においた錯覚であることに、
最近、ようやく気付いた。
年をとればとるほど働くのが楽しくなるのだ。
働かないで家にこもっていると、
社会との接点がなく、刺激がなく、
仕事をこなした達成感も、仕事仲間との連帯感もなく、
責任も緊張感もなく・・・・・・・・・
その先にあるのは、虚無感のみ。
というわけで貧乏暇なし、
それなりの充実感を味わっているわたし、
ますます元気である。
少なくなった時間で、もちろん本も読んでいて、
ブログに書きたいこともいっぱいあるのだが、
今回は、胸がキュンとなった話。
昨年、ちびっこたちが泊まりに来た時のこと。
トマト姫は、小さいときから我が家に来ると、
大好きなじいじではなく、
わたしのそばで寝ることになっている。
ほんとうは、ママのそばがいいのだろうが、
お兄ちゃんのタオル君が、
ママのそばをゆずらないので、
赤ちゃんのころから、あきらめているのだ。
最近は、大人びた口調で、
ママべったりのタオル君をからかったりして、
まるでお姉ちゃんのようにふるまったりする。
泊まりに来て、3日目か4日目、
並んで横になりながら、
「いい夢をみなさいね」
と寝かしつけようとしたら、
「いい夢ってなに?」
とトマト姫。
「楽しい夢をみなさいねってこと」
すると、彼女はちょっと考えて、
「あのね、トマトは毎日、悲しい夢と怖い夢しかみないの」
ええっ、それってどういうこと。
とっさに、夢は毎日の生活の中で不足している感情を、
補う作用があるという話があるから、
これは、彼女が毎日幸せであることの裏返し?
などと胸をドキドキさせながら考えを巡らせ、
「どんな悲しい夢をみるの。
怖い夢ってどんな夢なの」
とたずねたら、
「あのね、トマト、それは誰にもいいたくないの」
そして、彼女はすとんと眠ってしまった。
そうなんだ。
どんな小さい子供のこころにも、
誰も踏み込めない秘密の小部屋があるんだよねえ、
と思いつつ、胸がキュンとなってしまった。
タグ:ちびっこ
詩的♪
by lamer (2011-01-31 10:53)
誰にも言えない事が出来るって
精神的に大人に成ることだと思っていたけど(((^^;)
おませさんですね~。
by 甘党大王 (2011-02-03 14:35)