突然の予定変更で雨の休日

そろそろ海の写真がアップされるころ
と思っていた友人もいたはずだが、
わたしは田舎に行かずに東京にいて、
毎日ゴロゴロして読書三昧の日々を送っている。


田舎に出かける支度をして、リュックをしょって、
玄関を出たところで、田舎の母親から電話がきた。
「いま、出たところだから、いつもの時間に着く、と言っといてよ」
と電話に出た連れ合いに告げて歩きだすと、
「おまえが出ろと、ばあさんがいってるぞ」
なんなのさ、と自宅に戻ると・・・・・・・・。


「今日、こちらは雨が降っているから中止しなさい」
と頑固婆さんがいう。
「ええっ、なんで？　折りたたみ傘も持ったし、
ザンザン降りだったら、タクシーに乗るから大丈夫だよ」
といっても、承知しない。



以前、嵐で電車が止まり、車中で一泊したことがある。
頑固ばあさんは、そういうことを心配しているらしい。

それに、韓国のスターが父親の看病に疲れて自殺と、
大きく何度も報道されたばかりで、
頑固婆さんの心理に与える影響を、わたしは気にしていたのだ。
やっぱりきたな、と思った。



頑固婆さんの心の安定が一番だから、
結局譲歩して、２０日過ぎに改めて日を決めて出かけることにした。



直後、わたしは荷物を放り出して、何時間か寝た。
まあ、確かに疲れがたまっていたことも確か。
田舎に行けば、連日たいしたこともせずに寝て暮らすのだが、
生活のリズムがそのたびに狂うのは、やはり疲れる。






＜雑草に交じって咲いていたが、アルストロメリアという立派な名前のユリ科の花だ＞




頑固婆さんが元気なので、
介護じみたことはなにひとつしていない。
田舎に滞在中は、料理も掃除もすべて手抜きして、
スーパーで好きなお弁当を買ってきて、
ピクニックのように２人でなにかを食べながら、
テレビ三昧の日を送るだけだ。



それでも頑固婆さんが気にするのは、
それなりの原因があるのだ。



頑固婆さんの妹＝わたしの叔母さんが、
脳溢血で倒れた母親、わたしにとっては祖母を自宅にひきとり、
介護を一手に引き受けて、最期まで看取ったのだが、
その後、叔母さんは認知症になって、
家族の顔ももちろん、
頑固婆さんが姉であることもわからなくなって、亡くなった。



頑固婆さんは、認知症で自分のこともわからなくなった
妹を家に連れてきて、泊めたりしていたが、
母親の看病を一手に引き受けていた苦労が病気を引き起こした
のだと解釈して、
自分たちほかの兄弟が、もっと面倒を看ていればよかった、
優しいあの子（妹のこと）に頼りすぎた、
悪いことをした
ほんとうにかわいそうなことをした
としきりに後悔していたのだ。





＜調べてみたらこれは多分、ミソハギらしい＞




そんなことがあったので、
わたしや弟が同居をすすめても、
あれやこれやとさまざまなことが脳裏をよぎり、
最後には自分が頑張ればいいのだ
と踏みとどまってしまうのだ。

頑固場さんのそんな心理がわかっているから、
こちらも強くは主張できない。




介護に疲れて殺害とか、
介護に疲れて自殺、
などのニュースが流れるたびに、
介護されているわけでもないが、
頑固婆さんが将来のことを考えて、
暗澹たる気分に落ち込んでいるのだろうとは、
察しがつく。




そうなったらそうなったで、なんとかなるよ。
と軽く受け流しているが、
こればっかりは、ほんとにどうしようもない。



今年、わたしは町内会の役員を引き受けているので、
会計だの、寄付集めだの、夏祭りだのと、
今月はいろいろ参加する行事が２０日まである。



とりあえず、休暇ということにするか、
とブログもほったらかしで、推理小説を読んでいた。



今日はさっきからさわやかな風が吹いていて、
天気予報の猛暑がはずれ、
気持ちがいい日である。



昨日は、１日どんよりしていて、蒸し暑かった。
雨がパラパラ降る午後に、
カメラを持って図書館まで散歩としゃれこんだ。
掲載した写真が昨日撮影した写真だ。




昨年見た同じ家の庭先に、コエビソウがわんさか咲いていた。










今年は、昨年よりもきれいに撮れた。
何度見ても、かわった花だ。







この椿の実を撮影中に、手や腕を何カ所か蚊に刺された。
ちっぽけな蚊なのに、猛烈にかゆい。
不快である。
それで、ここから逃げ出し、この変なピンボケ気味の写真しかない。






無花果の実があちこちで目に付いた。
とって食べている雰囲気はない。
スーパーなどでは、４，５個入ったのが、
たしか３９８円くらいで売られていた。





そういえば、近所で栗の実も見かける。
ブログにアップしようと、６月５日に撮った栗の花の写真。






栗の花って、とりとめがなくて、撮りようがない。
どこにピントを合わせたらいいのか迷う。
花という印象も薄いし・・・・・・・・
なのに、不快なしつこい臭いだけは強烈だ。






この花が、６月２７日には、イガのついた実になっていた。
栗の実は、花と違っていたずら小僧みたいな雰囲気でかわいい。







アップするつもりでほったらかしにしていたのを、
いまごろアップ。



栗といえば、モンブランが食べたくなった。
栗の話題になると毎回これ。
進歩というか、変化がないというか、
食い意地が張っているというか・・・・・・・。

タグ：アストロメリア ムクゲ ミソハギ 椿の実 コエビソウ 無花果の実 栗の花 栗の実

コメント 2

こんばんは！
私も自治会の副会長になっていますが、周りの地域もほとんど役員は60以上がほとんどで、掃除とかも大変になってきました。
毎月地域清掃があるんですよー
みんながんばっているのですが、あと5年もしたら・・・・どうなる？？？
by やま (2010-07-08 19:42) 

植物の生命力と自然の造形に感動です。
私はボケ防止のつもりでブログをしたりＨＰをしたり
メルマガを再開したりしています。
「イメージ」の粗筋を書いていますが・・・
その為に初めから見直しています。
スーさんには２００７－０９－０３に初めてｎｉｃｅ！を
いただいていました。
改めて感謝の気持で一杯です。
今後ともよろしくお願いいたします。
by lamer (2010-07-09 10:36)