老人語 [謎]
今日の夕陽!
先日、ある本を読んでいて、
そこに登場する老人の言葉に妙に違和感を覚えて、
ほぼ主人公の老人が会話をかわすたびに、
その違和感がどんどんムクムク大きくなって、
しまいには、その本を読む気がなくなってしまった。
その老人の言葉が典型的な老人語なんだけど、
わたしの周囲は老人だらけなのに、
誰一人として、そんな老人語を話すひとはいない。
初対面の人に
「わしは、・・・・・じゃ」とか
「そんなことは、・・・するもんじゃ」とか
「そうだのう」といった
時代劇的な、田舎の訛りをもじったような、変な老人語。
各家庭で一人は出席してくださいという町内会とか行事には、
これまでいったいどこに隠していたの、
と言いたくなるような、
見たことのない老人ばかりが出てくるんだけど、
(現役のみなさんは、お仕事で忙しいんですね)
誰も「わしは反対じゃあ」などとはいわない。
いきなり引っ張り出されたご老人であっても、
わたくしとか、ぼくとか、
若い人と同じ言葉遣いで、丁寧に話す。
「わたくしは反対です」という。
声がかすれているとか、しわがれていなければ、
声と話す内容を聞いているだけでは、めったに老人とは思えない。
わたしたちだって、老人語は使わない。
しかし、小説ではなぜかいまだに老人語が、
通用している。
田舎ではそうなのかなと納得してきたが、
ほんとにそうなのかな、と疑問に思った。
何かを悟った人なら、話し言葉もかわるだろうが、
我々凡人は、20歳ごろから頭の中身も性格も全然変わらない
というのが、最近の実感。
わたしの周囲の老人は、みな老人の皮をかぶった
ちょっとおばかな若者ばかりです。
わたしもそのひとり。
タグ:老人語
サザエさんは仕方ないにしても、マンガとかで、いまだに和服着ているおばあちゃんが出てきたりするんですよね。今時、和服着ているおばあちゃんなんていないでしょ~って。私も、老人になったら「老人らしく(?)」なるのかと思ってたんですが、いまだに中身は若い頃のままですね。今の「おばあちゃん」はアンノン族、キャビキャビギャルだったんですからね!
by しーちゃん (2014-07-30 11:04)