東日本巨大地震 [地震・災害]
昨日の地震から２４時間以上が経って、
ようやく落ち着いてきたところだ。
昨日は、たまたまわたしも連れ合いも家にいて、
玄関をあけて、そこで壁に張り付いて身動きできない。
ものすごく長く激しい揺れに、このままガレキの下敷きになるのか、
と一時は覚悟したほど。
長い長い恐ろしい揺れがおさまって、
お隣の様子を見に行き、
「怪我はなかった？ 大丈夫？」
声をかけると、お隣の奥さんは、
寝たきりで人工呼吸器に頼っているご主人の
ベッドに寄りそっていて、二人とも無事だった。
台所に食器がひとつ、ふたつ落ちて割れているだけで、
あとは何も倒れておらず、部屋もきれいだ。
「怖かったねえ。こんなに怖かったのは生れてはじめて」
「わたしも」
という会話をかわして・・・・・・、
自分の家のなかに足を踏み入れてびっくり。
戸棚という戸棚があいていて、
寝室を除く部屋の床は、本と事務封筒などが散乱していて、
足の踏み場もない。
しかし、
本棚も家具も冷蔵庫もすべて無事で、
本や封筒類以外に、床に落ちていたのは、
本棚の上に乗せておいた空のダンボール数個、
棚に乗せておいたレーザープリンターと、
仏壇のお位牌だけだった。
強い余震が何度も来て、そのたびに心臓がバクバク。
頑固婆さんのことが気になって、
何度電話をかけても通じない。
娘と弟からは無事だという電話が来て、
弟と娘婿は帰宅難民となり、会社で一夜を明かすことになったが、
頑固婆さんにはどうやっても電話が通じない。
テレビを見ると、大津波のすさまじい映像が流れて、
東日本全体に強い地震があったことがわかって、
心配が募り、脚ががくがく震えてきた。
ご近所の人の家、何件かに電話をかけたが、
どこも電話が通じないか、呼び出し音がなっても、
誰も出てこない。
そのうち、電話が通じなくなった。
眠れない一夜を過ごし、
今朝から胃がしくしく痛くなるが、
依然として頑固婆さんには連絡がとれない。
市役所や、避難場所と思われる場所に電話をかけると、
津波は街中まで来ていないし、家屋の崩壊もない、
というのんびりした応対に一応安心したが、
安否は依然として分からない。
弟や娘婿がようやく家にたどりついたという連絡があり、
午後３時すぎに、ようやくお隣の家に電話が通じて、
頑固婆さんが無事であることがわかった。
電話に出ないので様子を見てくれるように頼むと、
すぐに折り返し電話がかかってきて、
元気な頑固婆さんの声をきくことができた。
「なんで、電話しなかったのよ。
死ぬほど心配してたのに」
といきなり怒鳴りつけると、
「だって、昨夜は家の外にいたし、
今日は家のなかがメチャクチャなので、
お掃除と整理でそれどころじゃなかったのよ」
向こうも怒鳴り返してきた。
昨夜は、余震がひどいので怖くて家に入れず、
ご近所の人は皆、車のなかで一夜をあかし、
がんこばあさんもコートを着て一番厚い毛布をもって、
ご近所の人の車のなかで一夜をすごしたそうだ。
東京は電気も水もガスも止まっていないが、
頑固婆さんのところでは、電気も水も止まっているという。
家のなかの片づけに張り切っているらしい様子が、
いかにも頑固婆さんだが、年齢が年齢なので、
電気が止まって暖房器具が使えないのが心配だ。
それにたったひとりで、余震が怖いだろうに。
頑固婆さんが一応無事とわかって、
岩手や宮城、福島の方々の安否が気遣われる。
どうか皆さんご無事で、頑張ってください。
スーさんの記事に、たびたび海のきれいな写真が出てきたので心配しておりました。ご無事でなによりです。気丈なお母様ですが、くれぐれもお体を大切に。
by しーちゃん (2011-03-13 01:02)
ご無事で本当によかったです。
家族に連絡が取れないという不安さを
これほど 切なく苦しいものだと
私の場合は短い時間でしたけど 感じました
どんなにか 心配でしたでしょう。
まだ安否不明で不安な日々を送られている方々
ご無事をお祈りしてやみません。
by みちる (2011-03-13 04:42)
お母様ご無事で本当に良かったです。
どうかスーさんもお気をつけて。
お大事になさってください。
by Sho (2011-03-13 09:43)
お早うございます。
被災地の方々のご無事を祈るのみです。
by 夏炉冬扇 (2011-03-13 10:03)
私も１４日やっと電話つながり実家の弟と話しました
お母様ご無事でなによりでしたね
by 緑 (2011-03-15 12:48)
スーさんもお母様もご無事でよかったです
早く電気水道など復旧されることを願います
体の調子をくずされませんように
by Ryokan (2011-03-16 17:00)