１２月の海は美しい [季節]
１２月、晴れた日の海は迫力があって非常に美しい。
３か所で、それぞれ違った表情の海=太平洋を撮った。
陽射しはギラギラと強いのだが、
風が氷のように冷たく、耳がキーンと痛くなった。
５日間ほど田舎にいて、１日だけ海を見にでかけた。
こんなにいいお天気の日に海を見るのは久しぶりだ。
どこまでもどこまでも青く、青く、
くだける波は光をはじいて白く、白く、
こんなにきっぱりと男性的な美しさに満ちた海を見るのは、
何年ぶりだろう。
風にのった波しぶきが頬に飛んでくる。
長年、ほったらかしにしてろくにお掃除もしてこなかった
台所とトイレと浴室のプチリフォームをしたので、
１１月の下旬から延々とお掃除ばかりしている。
ある場所に新品がおさまると、
その周辺の古さと汚れが際立って見える。
それが気になって、お掃除をする羽目になる。
長い人生のなかで、
これほど細かく熱心にお掃除したことは、
一度もなかった。
第一、わたしはお掃除が大嫌いなのだ。
ホコリで人は死なないが、重労働で人は死ぬ、
がわたしの口癖で、
重労働とはお掃除の事なのである。
それが、最近は、連れ合いに、
「いい加減にしろよ」
といわれるほどお掃除をした。
その流れで、というか、前々から気になっていた
田舎の婆さんのベッドを買い換えたので、
その受け取りに立ち会うために田舎に行ってきたが、
ここでもお掃除に追われた。
お掃除嫌いのわたしの母親だから、
頑固婆さんの掃除嫌いは老化も加わって徹底している。
カーテンもバスマットも洗うものだとは思っていないようで、
長年の汚れでうす汚くなっている。
絶対に新品を買おうとしないので、
わたしの家のカーテンを替えた時に不要になったカーテンを
持参したら、それを使ってそのままになっているのだ。
我が家は、それから３度、カーテンを替えているから、
どれだけ時代がかったカーテンか、およその想像がつくというものだ。
何年も前からなんども新品を買うようにすすめているのだが、
まだ、どこもなんともないのに、買い替えるなんてもったいない、
と聞く耳を持たない。
よけいなことをするな、うるさいという態度である。
近所の奥さんに愚痴ると、
どこのお年寄りもみんなそうよ、と笑われる。
その頑固婆さんが、年季が入ってたわんだベッドを買い換えたとたん、
ついにカーテンを(レースのカーテンも含めて）新品に替えることに同意した。
ベッドが新品になったら、カーテンの汚さが目立つようになって、
ようやく、これはひどいと気づいたのだ。
ほかに焼け焦げが下のお皿に山盛りになっているトースターや、
年代物のバスマットも捨てて、新品と替えることになった。
大革命である。
おかげで、こちらは連れ合いと二人で、大掃除におわれることとなった。
カーテンレール、窓、その上の壁、ベッドの下、流し台、エアコンのフィルター
あちこちに生じた隙間を埋めたり、テープを貼ったり、
毎度のことだが、やってもやっても切りがない。
きれいになった部屋で、新品のトースターでパンを焼く頑固場さんに、
受け皿は、こうして引っ張り出して、そのたびにお掃除しなさい。
バスマットは、せめて１週間に１度は洗濯しなさい。
とお説教したけれど、頑固婆さんは完全に無視。
我が家の家訓！
泣く子と年寄りには勝てない。
タグ：頑固婆さん
お早うございます。
１，２枚目対比がおもしろかったです。
亡くなった母も頑固でした。
by 夏炉冬扇 (2010-12-13 08:11)
お写真、紛れも無く「冬の」海ですね。
読ませていただきながら、なんだか無性にお掃除がしたくなりました＾＾。
by Sho (2010-12-14 07:12)
１２月の海に行きたくなりました。
by lamer (2010-12-17 11:57)
最近 海見てないです
海 見に行きたくなりました
by めぇてる (2010-12-22 11:19)