直観の謎

本を読みすぎて、歯茎がはれたという少し前の文章に、
虚弱体質かと驚かれた方もいたのではないかしら。

そういうことはまったくないので、なぜそうなるか、
わたしの変人ぶりがばれてしまうけれど、少し説明を・・・・・・・。


若いころから、直観というものに興味がある。
世の中には、直観力のあるひととないひとがいて、
一流の人間は、たいてい直観力がすごい。


そこで、乏しい脳みそをかき集めていろいろ考えた結果、
あれは、総合判断力だろうと自分なりに結論したわたし。


つまり、
危機的状況におちいったとき、
まあそうでない場合も、初対面の相手のひととなりについて、
それまで頭に詰め込まれた経験や知識から、
脳が瞬時に総合判断するわけだから、
経験と知識が豊富であればあるほど、直観が冴える
と考えたわけ。


で、２０代から、新聞や知識系の本を読む場合、
内容をできるだけ頭の中に、
叩き込もうという意気込みで読むことにした。
それで、集中力を総動員するので、歯茎がはれるのだ。


なん十年もそうしているので、癖になってしまったのだが、
いまになって、その努力に疑問を抱いている。


わたしの直観力、冴えてるか？
と言えば、
小声でうちあけると、全然凡庸なまま。
その証拠に、一流の人間になっていない。


東大や世界の権威を無視してわたしなりの結論を出すと、
やっぱり、学習よりも生まれつきの才能だよね。


しかし、この考えにもほころびがある。
学習の方法が間違っているかもしれないということ。


歯茎がされるほど集中して読んでいても、
頭に入ってない、ということも考えられるわけ。


ということは、やっぱり生まれつ頭がよくないとだめだというわけで、
努力は、希望でしかない？


などと、、暇でもないのに、
何の役にも立たないことを、あれこれ苦悩中の、
わたしなのであった。

異常じゃない、以上、報告まで。

タグ：直観力

コメント 1

一流とか三流とか、ものさしは無いんじゃないかな？
ただ人間としてこの世に生を受け、悩んだり、ちょっとばかし喜んだりしながら生きている・・ただそれだけで偉いと思うんですが・・如何でしょう。51年も生きていると、もうなんだか訳が分からなくなって、悩むのも面倒になったりするんですよ。悩むのは人間として、もっとも『らしい行動』だと考えます。
by ピッピ (2010-02-09 22:45)