砂の世界の魅力 [人生]
月の砂漠という、もの哀しい童謡というか、唱歌というか、
そんなものが、子供時代にあって、
その歌を聴くたびに、別世界と思っていたけれど、
その別世界を、ちょっとだけのぞいてきた。
南米に関するノンフィクションの本を読んだことがあって、
パタゴニア地方に興味を持って、
図書館で検索して、何冊か読んだのだけど、
そのなかに、砂漠にあこがれて、
世捨て人的、破滅的、人生を送るひとが、
一定程度いることを知って、
いやあ、もの好きな、なにもない砂の世界のどこが!
と思ったものだが、
360度、見渡せど、見渡せど、砂漠、砂漠、
朝は、凍える寒さで、昼は灼熱の暑さ、
しかし、風を避けるために、ある程度厚着していたほうがいい、
という場所に行ってみて、
砂漠に魅せられるひとの気持が、なんとなくわかるような、
そういうこともありだな、
と思った。
こういう場所に生まれて、生活していなくて、幸運、
と思いつつ、、
選択肢が生か死しかないというのも、
(仕事探しや、自分探しとは無縁の世界なのだ)
いっそ潔い人生が送れて、
毎日、意識せずとも哲学してしまうだろうな、と
思ったのであった。
こういう場所をのぞきに行ったのは、
3回目だったかな、
いや、3か所目、4か所目かな。
のぞきに行くたびに、その強烈さが好きになる。
ダウンパーカーが必要な寒い寒い国から、
気温40度の砂漠の国まで、
ちょっと仕事がらみで、あちこち行ってきた。
仕事といっても、ある会社の仕事を、
5年に1回くらいするだけで、
それ以外、普段は典型的な主婦。
自分でも、不思議でならないが、
世の中には、こういう不思議なこともある。
お帰りなさい。また面白い話をお願いします。
by ヤムスターファ (2009-08-07 00:08)
うふふ。
スーさんの書かれる不思議な世界のお話が、とても好きです。
何はともあれ、ご無事でなりよりです。
by Sho (2009-08-08 19:39)