清音? 濁音? [その他]
田舎のお土産写真。田舎の夕焼け。
人の名前と地名は難しい。
初めて訪れた土地の名前が漢字で書かれていると、
正確に読めないことが多い。
というより、土地の名前は独特でわからない。
わからないのが、普通なのに、
その土地の人は当たり前に使っているので、
わからない人間がいることに気づきもしない。
わからない人間から見れば傲慢である。
たとえば、小山をその土地ではオヤマと呼ぶのに、
コヤマと呼んだりすると、
漢字を見ればそう読む可能性もあって当たり前なのに、
えっ、コヤマ! とわからないふりをする。
もしくは、あからさまに軽蔑のまなざしで睨んだりする。
そういう態度を取られると、こっちも意地になって、
あっ、間違えました。これ、ショウヤマというんですか、
などと言ってみたくなる。
ハハハ・・・・・・・・・。
難しい人の名前も困ったものだが、
同じ名字で、清音と濁音読みがある場合がある。
高木と書いて、タカギとタカキがある。
名刺にふりがながふってなくて、
ああ、高木さんですかというと、
わたくし、タ・カ・キ!です、とキを強調して、
訂正されることがある。
こういう経験をされた方は多いのではなかろうか。
自分の名字や名前を間違って発音されたら、
そりゃあ、不快に違いないだろうが、
時々、ムキになって訂正するひとがいる。
高田が、タカダでなくて、タカ・タ!だったり、
中島が、ナカジマでなくて、ナカ・シ!・マだったり、
茨城がイバラギではなくて、イバラ・キ!だったり。
かなり前のことだが、
世田谷の仙川沿いの散歩道を歩いていて、
川についての印象を連れの人間と話していたら、
年配の男性がつかつかとやってきて、
「センカワじゃなくて、センガワです」
と、親切に教えてくれた。
おそらく、わたしたちが会話の中でセンカワを連発するのに、
耐え切れなくなったのだろう。
しかし、仙川という漢字を見ると、
地元の人は不快に思うんだろうなあと思いつつ、
いまだに、センカワと発音してしまう。
タグ:清音 濁音
ほんとそうですよね。地名と人名は難しい。
知っていましたか、例えば親が静音だっとしても、結婚して自分で戸籍を作るときに濁音に出来るそうです。
届けたときの戸籍で決まるらしい。親が「たかき」でも「たかぎ」に出来る。もちろんその逆も。
厳格なようで案外流動的でしょ。大人になってから知りました。
by noel (2009-02-28 11:50)
青と赤のグラデーションが、
何とも言えませんね!!!
by swm104 (2009-02-28 12:15)