里の花 山の花 [草花・植物]
実家の近所の草むらで発見した小さな小さな花。
こんな花はいままで見たこともない。
この花の隣にムスカリの姿がふたつ。
ムスカリは球根で増えるらしい、とすると、
誰かが、墓地に通じる辺鄙な小道のそばにわざわざ植えたのか、
植え込みも何もない、がけっぷちの草むらである。
鳥が球根を運んでくるというのも、ありえなそうだし、
これは、謎だ。
かつて、このあたりの周囲には椿の木が群生していたのに、
伐採されてしまったのか、その姿がいつの間にか消えてしまい、
雑草などを見ると、都会と変わらない生態系になっているようだ。
つまり、都会化されているのだ。
人間よりも植物の変化のほうが激しいのかもしれない。
植物のし烈な生存競争が、このような結果を生むのか、
やはり、珍しい植物を買い求めて植える人間の行為が、
変化を加速させているのだろうか。
山の湖の周辺には、スミレがたくさん咲いていた。
近所で見かける色がどぎつい自己主張の強いスミレと違って、
清楚で、つつましく、清純無垢な乙女の雰囲気を漂わせている。
白いスミレは、数えても10に満たないほど少なかった。
自宅に戻って調べて名前を知ったキブシも、
山のあちこちで見かけた。
枝からブランコをしている格好で、風に揺れながら咲いていた。
仲間がギッシリ固まって咲いて、なんだか愉しそうである。
さっきまで音を立てて雨が降っていた。
突風や雷を伴う大雨予報の18日午前中に出かけなければならない。
しかし、久しぶりに定番だった時間帯にブログを更新して、
それだけで、不思議に情緒が安定する。
この時間帯以外だと妙に落ち着かず、
更新しないと、それが意識的なものであっても、
大事な用事を忘れたように気分が悪いのはどうしたことだろう。
タグ:スミレ キブシ
偏頭痛も治り、いつものペースに戻れて良かったですね。^^
by 風子 (2008-04-18 09:52)
野の花は清楚で人の心を優しくしてくれますね。私はオオイヌノフグリとそれをでかくしたような、水色のネモフィラ、が好きです。一度、この花を植えた時、苗が引き抜かれたように土からドーっとはみだしており、私はてっきり誰かが悪戯したものだとショックを受けていたのですが、何のことはなくただ雨上がりで茎が勝手に伸びきっていたのでした。(笑)チョットでも他人を疑った狭い心の自分を反省しています。また夏には他の花をひきたててくれる優しい花ロベリアが好きです。 スーさんが写された白いすみれは突然変異なのですか?とても珍しいです。
by amaguri (2008-04-19 10:33)