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危ないわたし [謎]

沈丁花.jpg


かなり前のことだが、
とある場所で、
初対面同様の人と
新築マンションのモデルルームで
大きなクローゼットを見て、
思わず、わたし、
「うわあ、こんな広いクローゼット初めて見た。
これだと、死体がいっぱい入るねえ」
と言っていた。
らしい。



初対面同様の人とは
格別一緒に仕事をすることもなく、
互いに行きずりの人同様であったが、
連れ合いが、
仕事でこの人とたまたま同席することがあった。



「あのう、何年か前の話ですが、
奥さまとご一緒することがあって・・・・」
とわたしの発言に、何の意味があるのか
ずっと不思議に思っていたと
打ち明けられた。



「ああ、それですか、
実は彼女はミステリー小説の大ファンで、
年がら年中、ミステリー小説を読みあさっているもんで、
その時も、頭の中が死体でいっぱいになっていたんでしょう」



もしかしたら、
わたし、
危ないひとと思われていたかもしれない。



数か月、夫婦で家を離れることがあって
お隣さんが、
我が家で育てていた
セントポーリアなどの世話を引き受けますよ
といってくれた時があって
申し訳なさもあって、
どうせもう、始末しようとしていたものばかりで、
ほんとに、もう、
枯らしてくれてもいいんですよ
というところを、
殺してくれてもいいんですよ
と言ったこともある。


冗談と思われて大笑いされたが、
やっぱり、わたし、危ない気がする。



昔の話でしょう
といわれるかもしれないが、
最近は老化で度忘れが多く
ご飯を炊くのを忘れたり
(保存用のレトルトご飯ですませる)
メモ持参して買い物に行ったのに、
メモを忘れて、
又は、メモを確認しているはずが、
目的のものを買わずに帰宅したり


やっぱり
危ないわたしなのだ。



しかし、
ミステリー小説好き熱は
ますます高温化している。










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