痴漢、冤罪事件 [その他]
なぜか近くの庭ではこの季節、オレンジ色の花ばかり咲いている。
これはヒメオウギズイセン
痴漢の冤罪事件が話題になったのは、
いつのことだったか、
あの事件があったとき、連れ合いに、
「こういうことがあったら怖いねえ、
ちゃんと対策してる？」
と聞いたら、
「もちろんだよ。満員電車で近くに女性がいたら、
俺は、両手でつり革握ることにしてる。
両手ふさがってるんだから、絶対に俺じゃないわけ」
ところが、それでも不運と災難は襲ってくることがある。
先日、娘から聞いた話。
パパの乗った通勤電車で、痴漢騒ぎがあった。
犯人だとされた男性が、痴漢をしてないことを、
パパは見て知っていた。
具体的な話は聞かなかったのだが、
とにかく、その男性でないことは確かだった。
パパは、そのひとじゃありませんよ、
と声を上げようとして、一瞬躊躇した。
しかし、痴漢の冤罪でその男性の人生が狂わされたら、
あまりに気の毒。
もし、自分が彼の立場だったらと思い、
勇気を出して電車をおりた。
すると、もうひとり男性が電車をおりて、
「そのひとは痴漢じゃありませんよ」
と声をかけたので、パパも、
「ぼくも見てましたが、その人ではありません」
といって、駅長室まで一緒に出向いて、
そこでも、このひとは痴漢ではありませんと
証言した。
しかし、そこで詳しい話をしていると、
会社を遅刻してしまうので、名刺をおいて、
また電車に乗って会社に向かった。
お昼ごろ、警察から会社に電話があった。
たしかに、そのひとは痴漢ではありません。
とまた、電車での話をして、
いつでも証人になります、といった。
しばらく経ってから、
見知らぬ男性から会社に電話がかかってきた。
痴漢に間違われて、駅長室まで連行された男性で、
お陰で、疑いが晴れました。
ありがとうございました。
という電話だった。
目撃者が数人いて、電車を下りてまで、
そのひとではありませんよと証言してくれた
からよかったものの、
勇気を出して証言してくれる人がいなかったら、
自分と関係ないや、と無視されたら、
その人は、裁判にかけられて、
大変な目にあうところだったのだ。
自分とは関係のない話なのに、
わたしのようなおばさんが、痴漢に間違えられる
ことはあり得ないのだが、
災厄は身近なところにあるのだと、
なんだか、ほんとうに怖くなった。
スーさんの連れ合いさん いい方ですね！
最近は、直接自分に火の粉が降りかからない限り
他人のことには関知しようとしない人が多くなっている中で・・・
いつぞやの有名な大学教授の件のように
明らかに･･･でない限り、連れ合いさんのような人が出ない限り
なかなか身の潔白が証明できないようですから。
その疑われた人､きっと感謝されているでしょうね。
痴漢だけじゃなくて､人生までも守ってもらえたんだから・・・・・
by miopapa (2008-06-27 12:15)
いいお話。
娘さんのご主人のような人が たくさんいてくれる事を願いたいです。
「それでも僕はやってない」を見ましたけど、
大変な苦労をして立証しても、判決は有罪なんですよね。
人事ながら腸が煮えくり返ります。
娘さんのご主人のような証人が神様ですよ。絶対必要ですね。
ヒメオウギズイセン 懐かしいです＾＾
by 風子 (2008-06-27 13:23)
miopapa さん、
コメントありがとうございます。
葉桜日記を途中から読み始めた人に対してちょっと不親切なので、
補足いたしますと、パパ、ママとして登場するのは、
わたしどもの娘夫婦です。
ですから、ここで証人になったのは、娘の連れ合いのほうでした。
まあ、連れ合いもこういう立場に立たされたら、
やはり声を上げると思いますが。
しかし、痴漢行為、卑劣な犯罪だと思います。
まんまと逃げた真犯人は許せません。
話は変わりますが、
miopapa さんのブログには、いつも励まされております。
by スー (2008-06-27 13:36)
娘婿さんは痴漢に間違われた人の命の恩人ですね。この人を助けなければと電車を降り証言されて本当に立派だと思います。犯人に間違われた人の人生や家族の人生や又命までかかっているんですもの。ご本人やご家族も きっと凄く凄く証言に感謝されているでしょうね。
by 夜中の人 (2008-06-27 22:17)
勇気ある行動に拍手！
Nice!×１００００００００００００００００００！
僕は電車やバス通勤でないものの
痴漢の冤罪は人生が狂ってしまうので怖いです。
by ムグ (2008-07-02 05:52)