混乱の大洪水

『泣きっ面に蜂』
ということわざがあるが、
大概悪いことは重なる。

その反対に
いいことも重なりそうだが、
そういうことはわたしの長い生涯において、
一度も起こったことはない


ここ数年でも、
難病にかかる、
その治療の副作用で、
さらに別の難病にかかり、
両方の人工股関節置換術を受ける
という最悪なことがあり、
これに高齢の母と長年の友人の死去と、
次から次へと悪いことばかりが重なっている。





これだけ悪いことが続いたら、
宝くじでも当たらなければ元が取れない
とぼやいたが、
肝心の宝くじをもう数十年買っていないから、
ぼやくだけエネルギーの損をした。


そうこうするうちに、
愛用のノートパソコンの調子が悪くなり、
騙し騙し使っていたのが、
とうとう沈黙してしまった。
今月７日のことである。


ずぼらな性格のわりに物持ちがよくて、
このパソコンもかれこれ８年だったか、
ずっと酷使し続けてきたが、
メーカーに問い合わせると、
部品の製造はとっくに終了し、
故障直しは受け付けてませんとのこと。


翌一日はショックで、
がっくり。
新型ウィルスコロナで大騒動のときに、
よりによってパソコンがなぜ！


消えたデータのあれこれを思い出して、
いや、思い出せない。
いろいろ詰め込んであったものが全部消えてしまったが、
帳簿とか、家計簿とか、
重要なものは、その都度外付けにコピーしてある。


あとは、何が保存されてるんだっけ、
と思いだそうとしても、何も出てこない。
ま、そんなものか
とあきらめがついて、
翌日、近くの家電量販店で、
新品のといっても型落ちでいくらか安くなった
ノートパソコンを買ってきた。





しかし、マイクロソフトとかグーグルとか、
パスワードがわからなくて、
パソコンを立ち上げるのにえらい苦労をした。


ここでずぼらの弊害が出て、
同じマイクロソフトでも、パスワードがいくつも
あちこちにメモしてあって、
どれがどれやらさっぱりわからない。


一時は絶望的な気持ちになったが、
突然のひらめきで浮かんだパスワードが一致、
あとはすらすら行けてほっとした。


前のパソコンの時は、
こんな苦労はしなかった。


あれから８年の間に、
パスワードがめちゃめちゃ増えたのだ。
それもししょっちゅう新しいのに変える。
メモがぐちゃぐちゃのまま・・・・・・・。
反省しきりである。


今度のパソコン、
安くても新しいので、
前よりもだいぶ使い勝手がいい。

タグ：パソコンが壊れる

ミステリー症候群

今日撮影したばかりのツユクサ。


コロナ感染拡大で、食料品の買い出し以外は、
自宅にこもりきりの毎日。


といっても、年寄りの日常は、
これまでも不要不急の外出はしないので、
ここ数年の日常生活とさほど変わりがない。


変わっている点はひとつ
恐怖と不安が次第に強まっていること。


スーパーなどに行くといつも混んでいて
入場制限もしておらず、
レジの前など密着度がすごくて、
不安である。
いつ感染してもおかしくない状態だ。




あ、これも同じく撮ったばかりのチューリップですが、盛りを過ぎてます。


コロナが登場する前は、
平穏な生活に刺激が欲しいということで、
ミステリー小説に耽溺しており、
刺激がエスカレートして、
殺人事件が一件起こっただけで、
延々と地味な操作が続く展開は物足りなく、
「死人がひとりじゃつまんない、
数人が連続して殺されないと面白くないのよ」

などと平気で口にしていたわたしは、
いわば、ミステリー症候群にかかっていたようなものだが、

コロナは、真夜中に読むミステリーよりも怖い。




こちらのチューリップも、かなり歳がいってます。でもけなげにきれいです。


「このままでは運動不足で死ぬ」
と連れ合いに脅されて、今日はしぶしぶ散歩に出かけた。


色とりどりのお花が可憐で愛おしい。


久しぶりにお花の写真を撮って
連れ合いとは別行動。


それでも６千歩以上歩いて、
疲労困憊。
老化の進化は驚くほどだ。

タグ：恐怖 不安 コロナ　ミステリー