今度こそ本当に、虫除けスプレーとヘアスプレー：葉桜それから日記：SSブログ

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今度こそ本当に、虫除けスプレーとヘアスプレー　[人生] [編集]

それほど暑くもなく、寒くもない
という季節になって、お花がいっせいに咲きだした。
とくに薔薇が目につくようになった。

チロリアン・ランプはちょっと変わった小さな花で、
これも近所でいつまでも咲いている。

さて、前回話すつもりが話せなかった
虫除けスプレーとヘアスプレーの話。

おつきあいの長い人だと、
はは～ん、虫除けスプレーと間違えて、
ヘアスプレーを使用して、効き目がなかったはずだ、
という失敗談でしょ、
と思うかもしれないが、違います。

虫除けスプレーを手や腕にシャッとやると、
どうしても手や腕がべたべたしてカメラを持ちづらい。

それで今年、虫除けリングというのをスーパーで見つけて、
それを腕にはめて撮影していたのだが、
時々それでも、手の甲や腕などを蚊に刺され、
足元は靴下の上から刺されたりした。

その虫除けリング、
虫の嫌いな濃厚なハーブの匂いがしみこませてある。
撮影していると、どうしてもそのリングが鼻先に来る格好になり、
虫より先に自分の方がくらくらしてしまった。

チロリアン・ランプ２.jpg

そういえば、タオル君にこれを買って与えると、
「うわあ、いい匂い」
といって、ず～っとこの強烈な匂いを嗅いでいた。
タオル君は変わった男の子だ。

このあたりの蚊は、環境に適応して、
ものすごく小さくて、真冬以外、１年中草むらに潜んでいる。
近所の奥さんとちょっと立ち話をしている間に刺され、
自転車の鍵をあけている間に刺され、
郵便箱から郵便物を取り出している間に刺される。

ところが、それなりに効き目があった感じの
虫除けリングの期限が切れて、匂いもしなくなった。
そこで、仕方なく虫除けスプレーをしたら、
指の爪の周辺がヒリヒリしみて痛い。
水仕事などで爪の周辺が荒れていたのだ。
あわてて、石鹸で手洗いして、スプレーを洗い落とし、
仕方がないから、撮影の前後に周囲にスプレーをすればいいか、
と虫除けスプレーを持ってでかけたのだ。

蚊が寄ってくる気配があれば、
虫除けスプレーを自分の周囲にシュワーとやる。
しかし、この作戦でも、結局手の甲を一か所刺された。
この虫除けスプレー、匂いが強烈で、
周囲にふりまけば、いくらか自分にもかかってくるわけで、
あまり気持ちのいいものではない。
そこを突破して襲ってくる蚊には参る。

その蚊というのが、
小さくて撮影に困るハゼランの花よりさらに小さいのだ。

ハゼランのコピー.jpg

虫除けスプレーにむせながら思い出したのが、ヘアスプレー。

２，３カ月前のことだが、
用事があって何年かぶりというか、
何十年ぶりかに朝の通勤時間に電車に乗った。
早朝７時半ころの駅がこんなに人でいっぱいなのか、
と驚きながら比較的すいている下りの電車に乗った。

乗っているのは、ほとんど中学生や高校生。
少ないが小学生もいる。
ちょっとたくましい女子中学生の隣の座席に座ると、
この女子中学生、大きなカバンからヘスプレーを取り出して、
自分の頭の周辺に派手にシュワーとふりまいた。
それも、何回も、しつこく、これをやる。

満員電車で化粧をしている女性を見たことがある。
それも１度や２度ではない。
若い女性の傍若無人ぶりも珍しい光景ではなくなった
と思っていたが、これまで電車で、
ヘアスプレーを使用している人間を見かけたことはない。

ええっ、とびっくり仰天した。
むせるというので、あわてて両手で鼻と口を覆った。
たまんないですよ。

いったいこの子はなんなのか、
ただの厚顔無恥か、
それとも、社会への反抗心からやっているのか、
考え込んでしまった。

制服を着て、普通の髪型、
要するにおかっぱ頭の女子中学生ですよ、
ヘアスプレーを使う必然性がない。
それなのに、いきなりなに？

で、次の駅で彼女はどたどたと降りて行ったのだけど、
そのうち、電車で平気で着替えをする人種が出てくるかもしれない、
とわたしは恐怖したのであった。